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2025.10.31

家づくりコラム

【知ってるようで知らない】住宅ローンと登記の手続き

住宅ローンの手続きと登記の流れは、家づくりの終盤に行う重要な工程です。

以下のような順序で進んでいきます。

 

①住宅ローンの事前審査

まず、金融機関に対して「事前審査(仮審査)」を申し込みます。

これは年収や勤務先、借入希望額などをもとに「借入が可能かどうか」を確認する段階です。

通常、1~3日ほどで結果が出ます。

 

②契約内容の確定・本審査

建物のプランや金額が確定したら、「本審査」に進みます。

ここでは正式な書類(工事請負契約書や売買契約書など)を提出し、金融機関が最終的な融資判断を行います。

審査に通れば、「金銭消費賃借契約(ローン契約)」を結び、借入条件が確定します。

 

③住宅ローンの実行(融資実行)

建物完成後、引き渡しのタイミングに合わせて融資が実行されます。

融資金は、金融機関から直接工務店や売主に支払われる形となります。

この時点で、借入金の返済がスタートします。

 

④登記手続き

融資と同時に「所有権移転登記」や「抵当権設定登記」を行います。

登記は、司法書士が代行するのが一般的で、引き渡し日に合わせて完了します。

 

所有権移転登記:土地・建物の所有権を自分の名義に変更する手続き。

抵当権設定登記:金融機関が融資の担保として権利を設定する手続き。

 

⑤引き渡し・入居

登記完了後、鍵の受け渡しが行われ、正式に入居可能となります。

この瞬間に、「住宅ローンの返済」と「新しい暮らし」が同時に始まります。

 

全体を通して、ローン審査と登記は同時進行で進むことが多く、スケジュール調整が重要です。

信頼できる工務店・司法書士・金融機関が連携することで、スムーズに引き渡しまで進めることができます。